自立支援法がもたらすものは何?
平成18年4月から施行される障害者自立支援法について、制度の利用者や家族、関係者に理解を深めてもらうための「全国対話キャラバン」が去る2月18日、ウェルとばたで行われました。これは、厚生労働省が全国を巡回して開いているもので、福岡県内では初めての開催でしたが、北九州市と厚生労働省が主催し、障団連も共催するという形で実現しました。私たちの生活に大きな変化をもたらす自立支援法について、厚生労働省の説明が直接聞けるとのことで、当日は200名を超える参加がありました。
第1部は厚生労働省の若林健吾氏の基調講演がありましたが、すでに配布されているパンフレット等で周知されている情報にとどまり、もっと踏み込んだ情報が聞けるのではないかという期待を裏切られる結果になり、残念でした。
第2部は、八尋光秀弁護士のコーディネートのもと、林芳江氏、半田昭子氏、新原淳氏、原真由美氏と若林氏とでシンポジウムを行いました。シンポジストからはそれぞれの立場から率直な意見が出されましたが、共通して「必要な情報提供の不足」が挙げられました。限られた時間の中、十分な質疑応答や意見交換は出来ませんでしたが、「私たちの声よ、国へ届け」の思いで、皆さんは発言されたのではないでしょう