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安心して外出できる北九州市のために

昨年の10月から3月にかけて、福祉送迎問題検討事業を行ないました。この事業は、平成19年度に行なった「独りで外出することが困難な人の外出ニーズに関する調査」の実績が認められ、ひまわり基金より受託し、実施したものです。

今回は「福祉送迎問題検討会」を大きな柱とし、福祉有償運送運営実施団体及び福祉・介護タクシーサービス事業者を対象にしたアンケート調査や福祉有償運送運営実施団体意見交換会を行ないました。

主には、必要でありながらも運営の難しさから、実施団体が減少する一方である福祉有償運送サービスを、いかに活発化させるかに力点を置いて実施しました。中でも、2回実施した福祉有償運送運営実施団体意見交換会では、多くはないものの厳しい現状を打破するための具体策が実現されたこと、実施団体のつながりが生まれたことは大きな成果だったといえます。

また、障害福祉情報センターと連携し、福祉送迎に関するホームページ情報を更新しました。これにより、市民へ最新情報を提供することができました。

ところで、過度のマイカー利用を抑制し公共交通の利用を促進することで、環境保護を進める環境首都総合交通戦略が北九州市で展開されていますが、その中では、福祉有償運送は公共交通の一環として位置づけられてはいません。今後、障団連として、福祉有償運送の重要性を提言していかなければならないと感じています。

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