人権シンポジウムを終えて
●障団連では市制50周年記念補助金をいただき、2月8日(土曜日)に障害のある人、ない人、関係者みんなで「障害のある人への差別とは何か?」を考えるシンポジウムを行いました。
当日参加された市民の方より感想をいただきましたのでご紹介いたします。
「障害者差別解消法」の名称を耳にした時、軽い違和感を覚えた。
なぜ"禁止"ではなく"解消"なのか。そこで、それぞれの意味を調べてみた。
「禁止」ある行為を行わないように命令すること。
「解消」今までの状態や関係、約束などが消えてなくなること。また、それらをなくすこと。(大辞林より)
"禁止"には強制力があり、"解消"はそれより少し弱い感じがする。
しかし、最も大切なことは、言葉ではなく、この法律の実効に向けて、どうあるべきかだと思う。
今年度中に「対応要領」や「対応指針」が作成され、一般に対する周知・広報活動が始まると思うが、パネルディスカッションの中で、パネラーの電動車いすユーザーの女性が、菓子博会場における電動車いすの入場禁止の話をされたとき、非常に典型的な話だと感じた。
障害の有無や、相手との違いで、差別してはいけないということは、頭の中では解っているが、それに心や行動が伴うことは難しい場合が多くある。
余談になるが、女性のみ料金が割引される、レディースデイなども広い意味では、差別になるかもという見解は、目から鱗だった。
自身の差別意識や偏見に関わる、本音と建前が試されているような気がしたシンポジウムだった。
(ペンネーム ブタゴリラ)
●「障害の有無や、相手との違いで差別してはいけないということは、頭の中では解っている」この言葉に共感しました。難しく考えすぎずにまずは一緒に一歩踏み出してみましょう。