誰もが必要とする「助け合い社会」のために
寒風吹きすさぶ平成20年11月29日(土曜日)、恒例となった街頭啓発イベントを小倉駅JAM広場にて開催いたしました。
今年度のイベントは、北九州市の人にやさしいまちづくり週間(バリアフリーウィーク)とのコラボレーションを目指し、第10回西日本国際福祉機器展及び第6回北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会の時期に合わせて開催しました。
これまでは、障害者自立支援法や人権といった各論的なテーマで、理解や協力を訴えてきましたが、実行委員会の中で「障害福祉に関わる機会の少ない人たちにとっては分かりづらいのではないか」という意見が出され、原点に立ち返る意味でも「障害ってなに?」という包括的なテーマをあえて掲げました。
私たちがなんとなくの感覚として持っている「障害」へのイメージを言葉にして示すことの難しさに苦しみましたが、障団連の目指す社会は特別なものではなく、誰もが助け合える優しさのある当たり前の社会であることを再認識することができました。
ひとまずは無事終了できたことをホッとしているところですが、当日の天候が思わしくなかったこともあり、往来する人が少なく啓発チラシをなかなか受け取ってもらえなかった、ステージに足を止めて見てもらいづらかった、など様々な課題も残っています。
それをひとつでも解決して、障害福祉への理解が深まるような啓発活動を続けていこうと、気持ちを新たにしています。