安心して医療を受けたい!
重度障害者医療費助成が見直され、10月からは福岡県においても、それに基づく新たな体制での運用が始まります(北九州市での運用時期は未定)。
見直しによる三障害の一本化で、精神障害者が助成対象となる一方、身体障害者や知的障害者にとっては、負担金が生じるという受け入れがたいものです。加えて、助成対象となる精神障害者は1級の手帳を持つ人のみで、本来受ける医療の内容は変わらない2級の手帳を持つ人は対象とならないといった不備も見られます。
また、医療を受けるということは、病院に支払う診療費・入院費のみではなく、介助(移動介護や通院介助)の費用や交通費も必要です。自立支援法による負担増が叫ばれる中、医療費までもが上がれば、生活に大きな影を落とすことは必至です。
一部負担は避けられないのかもしれませんが、よりよい緩和策や体制が作られるよう、今後も意見交換や提言を続けていきたいと考えています。