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十年間を総括し新たなる発進へ (総会報告)

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団結しよう、小さな力から大きな力へ」のスローガンのもと、北九州市の障害福祉にかかわる団体の連合体として活動してきた、北九州市障害福祉団体連絡協議会(通称:障団連)も、創立から10年が経ちました。

しかし、北九州市の障害福祉のネットワークの中核の担い手として、行政や北九州市社会福祉協議会と対等な存在として認知されるには今一歩力不足というのが現状です。

そんな状況から抜け出すため、今年度の障団連総会では、執行部より「事務局基盤強化しよう」との提案が出されました。

そして、団結力や組織力をより強めていくため、夢を語るだけではなく、専従職員の配置や年会費の見直しといった具体的な議論や、加盟団体の相互理解を深めるための取り組みをしていくことへの承認を受けました。

混迷を極めるこの障害福祉の荒波を、障団連は渡っていくことができるのでしょう。

この一年が本当の意味での正念場であり、この10年間を問われるものとなるでしょう。

誰もが一人で外出できる北九州市を! (送迎アンケート報告)

平成19年11月から20年3月末にかけ、障団連では「独りで外出することが困難な人の外出ニーズに関する調査」を、ひまわり基金からの委託事業にて行いました。

従来のボランティアによる送迎から、福祉有償運送サービスに移行していく中で、より外出しやすいためにはどのようなサービスの創出や施策が求められているのかを知るための調査であり、以下のような結果が見えてきました。

  • 「毎日」外出して(することを望んで)おり、生活に密接なニーズに基づくものがほとんどであることは障害のあるなしに関係がないこと。
  • 交通機関の整備もさることながら、ガイドヘルパーなどの介助体制の整備も求められていること。
  • 半額制度が利用できるJRや西鉄バスの手軽さも重要だが、障害特性による個別性をカバーする新たな選択肢として、福祉有償運送にも期待されるものがあること。

とはいえ、障害があってもなくても、誰もが地域で暮らすことができ、一人で外出できる北九州市の実現にはまだまだ遠い道のりのようです

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